映画の武術は実戦で役に立たないと
誰かが言った。
映画でのアクションは見栄え良くする為に作り込まれたもの。
実戦では役に立たないと。
僕からすれば、少なくとも僕らよりよっぽど強いのではとも思うし、だからなんだと思う。
仮にそうでも敢えて言う事じゃない。と思うが
格闘知識自慢の人はそう語る。
アクションと実戦は別物。
この映画を観た人はそんな考えが浮かぶ余裕すら無いのではないか。
坂口拓氏主演のRE:BORN。
正直僕は度肝を抜かれた。
リアルなアクションを映画で昇華する。
その道を追求している坂口氏のアクションは見ている側に強いだの弱いだのと評させるような余裕を生ませない。
圧倒。圧巻。
坂口氏の師匠で
米国特殊部隊の格闘技教官、
自衛隊に戦闘術の指導や零距離戦闘術を設立した稲川義貴氏も出演しており、2人の闘いを観ていて手に力が入りまくっていた。脱力脱力。
そしてアートとして作品を見た時に僕が注目したのはキャスパーである。
敵の幹部で一見冴えなさそうな女の子。
しかし実際はコンピュータに優れナイフで圧倒。異常な闘いへの愛も面も見て取れる。
僕の勝手な解釈だが、
主人公のコードネームはゴースト。
そしてキャスパー(洋画に出てくるこどものお化けと同じ名前)
キャスパー役の坂口茉琴氏は坂口拓氏の一番弟子にあたる。
キャスパーのセリフ、
そしてゴーストの返事。
両者の戦闘レベル。
その結果どうなったか。
僕はここに、坂口拓氏の愛を感じた。
キャスパーはいずれゴーストに近づくのだろうか。
前回のブログで紹介した狂武蔵でも似たような事を感じた。
映画の最後。
武蔵の背中から感じる強さ。
しかし何故か寂しさも感じた。
それは強くなり過ぎた故の真剣勝負への渇望かもしれない。
そこから仇討ちに来た者への言葉。
そしてあのセリフ。
坂口氏は待っているのかもしれない。
次の世代への期待と、本当に自分を血湧き肉躍らせてくれる存在を。
めちゃくちゃ長なった。
最後まで読んでいただいてありがとうごぞいます。
もし興味を持った方は一度鑑賞してみてください。
また、私はこう思ったというコメントなどありましたら是非お教えください。
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